ホテルに温泉が納品される瞬間を見た

先日、とある街中を歩いていると面白い光景を目にしました。
温泉つきビジネスホテルに温泉が供給される瞬間です。

昼間にしょっちゅうここを通る人にとっては見慣れた光景とは思いますが、温泉ホテルって沸いてくるだけのものではなかったのですね。

温泉屋と書かれた大型のタンク車

温泉ビジネスホテルと言いながら温泉をその場で汲み上げてるワケではなかったのか?それとも足りないから仕入れて足してるのか。

はたまた、それらとは全く逆でこの場所から温泉を運び出してどこかで売っているのか。

温泉屋のタンク車両写真

どこからか運ばれてきた温泉

様々な疑問が沸きますが、そんなことよりこの温泉を運ぶ専用車両を見て、こんな車が存在するのかと一種の感動さえ覚えるものです。

温泉が納品される時間

この「温泉屋」を見かけたのは昼の時間でした。
ちょうど正午を過ぎたかどうかという時間です。

ビジネスホテルという業界の態様からして、チェックアウトを過ぎた時間に合わせやってくるのでしょう。

そして、チェックインの時間にはこの特殊な配達人は姿を消していることでしょう。

独自の供給体制なのか、専門のそれこそ「温泉卸屋」みたいなのが存在するのか、価格はどうなのか?もろもろ興味が沸いてしまいところですが、いずれにしろ見慣れない人には衝撃的な光景です。

もしやこれもパフォーマンスなのか?

ここのビジネスホテルは温泉に入れることを謳い文句にしているそこそこ名の知れたホテルです。

昼間に温泉屋と書かれたデカいタンク車がやってきて温泉を供給していく光景というのは見慣れない人にとってはとても大胆な光景。

それを考えると、こうして白昼に堂々と温泉を補給している行為そのものが一種のパフォーマンスでもあるのかも知れません。

例えば出張の多い営業マンからしたら、通りかかりに「ここに泊まれば温泉に入れるのか…」と次の出張の宿として候補にあがるかも知れません。

よくよく考えれば温泉なんて、その場で沸きだしたものでなくても成分や効能が分かれば温泉としては納得できるものです。

それにしても、この温泉屋。どこからやってくる車なのでしょう?
産地も気になりだしてしまいました。解明できる頃には私も宿泊してしまってそうです。