最近はガラケーを使う人が少なくなってきたようですが、会社から業務用に貸与される携帯電話はガラケーが多いのではないかと思います。私は今まで、支給されたガラケーのSIMをSIMカッターで切り抜きiPhone4Sに入れてWifi運用をしていました。
- 気づいたらいつの間にかWifi運用ができなくなっていた
- すでに端末は準備してしまったので格安SIMを検討する
- 格安SIMでスマホを使いたい場合に社内的にどう動けるかが最初の課題
- 法人契約でmineoへMNP乗り換えの申込手順
- 格安SIMを使用してみて
- 会社の上司を説得する際にに簡単な資料を作成してみる
社内では無線LAN接続が可能なのでスケジュールの管理や写真の整理などに役立ち、なんといってもPDFに変換した書類を持ち歩けるのが便利です。
気づいたらいつの間にかWifi運用ができなくなっていた
そんなわけで、長年使用し続けてきたiPhone4Sがどうやらバッテリーの寿命を迎えたようで、私の勤務時間に耐えることが出来なくなってきました。
そこで、代替機としてiPhone5Sの新古品を購入。使用するSIMが違うので一旦ショップに持ち込んでNanoSIMへと交換してもらい。その際に一旦パケット定額を申込み、ひと月後くらいにガラケープランみたいなのへ変更すれば今まで通りWifi運用できて会社にも負担はかからないと考え、その手続きの手順をネットで調べることにしました。ちなみに利用キャリアはauです。
ところが、調べてみると2015年11月からはスマホ利用でのLTEプランのみの契約は不可能で、必ず継続してパケット定額に加入しなければならないと言うではありませんか。たぶん、わが社では上司の理解を得るのが不可能な月額費用になります。
すでに端末は準備してしまったので格安SIMを検討する
先に、端末であるiPhone5Sを自腹で用意してしまっているので、このままでは不具合のないスマホがそのまま文鎮化してしまいます。そして、自分で所有するスマホはandroid端末と決めているので私生活ではiPhoneの出番はなく、2台持ちも予算的に即却下です。
そして、乗り換え先を検討することにしたのですが、私が今回調達したのはauのiPhoneなのでau回線の格安SIMを扱っているMVNOを選ぶ必要があります。ネットで月額基本料などを調べmineo(マイネオ)あたりが無難かなと判断し、そちらへ移行することにしました(他に何社かありましたがmineo以外で法人契約が可能かどうか?手続きはどうなのかは調べていません)。
そして、当然maineoのサイトでiPhoneが使えるかどうかも調べます。構成プロファイルのインストールが必要(ここでは説明を省きます)とありますが実質使えるようです。
mineoを運営している会社はケイ・オプティコムというそうです。
格安SIMでスマホを使いたい場合に社内的にどう動けるかが最初の課題
格安SIMの乗り換え先はmineoに決定したので契約の手続きをしたいのですが、私の職場の上司はプライベートでもガラケー使い。格安SIMが便利だから乗り換えたいと言ったところで動いてくれるはずもなく、自分で手続きをすることにしました。
ここが、私の勤めている会社の良かったところです。いくら中小企業といえど、社員が業務用に使用する携帯電話の契約は総務担当とかその辺の部署の管轄で、格安simを使いたいからと言い出した社員へ契約事務を任せてもらえる懐のデカい会社はあまりないと思います。
それと会社側にこうして納得してもらえる条件として、やはり仕事でスマホを使いこなして成果をだせる社員であることが条件でしょうね、基本、通話だけでガラケー与えておけば充分という考えが普通でしょうから。
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法人契約でmineoへMNP乗り換えの申込手順
さて、方針が決まったところで、いよいよ申込みです。サイトで調べてみたところ契約の手順は次の通り※注意:契約方法は通信業者の都合で変更になる(すでに変更になっている?)ことがあるかもしれません。
1.申込書類を準備する→2.社内的な決裁を経る→3.書類を発送する→(審査あり)→4.審査完了後MNP予約番号取得し連絡→(SIMの発送)→5.SIMが到着したら回線の切替え 大まかな流れはこんな感じです。ちなみに私の使っていたau回線は2年縛りがあったため違約金が発生しました。
申込書類の準備
mineoのサイトにアクセスし以下の書類(pdfファイル)を準備します
・法人契約申込書(新規申込)
・法人契約申込書[別紙]
・預金口座振替依頼書/自動払込利用申込書(別の書類でカード払いも可らしいです)
法人に関する確認書類として
・登記簿謄本(原本)
担当者の確認書類として
・運転免許証(コピー)
担当者が社員であることの証明書類として
・名刺(原本)
※以上に書いた6つの書類が私が準備したものです。うち3つの確認書類については他に提出可能なものがありmineoのサイトで確認できます。
社内での手続き
申込書への代表者印の押印、口座振替依頼書への銀行印の押印、この二つは所属する会社の規定に従って押印してもらう必要があります。
実際には、上司の了解を得て(決裁を経て)申込書に代表者印が押印できてから登記簿謄本などの確認書類を準備したほうが良いでしょう。登記簿謄本は会社の了解がなくても法務局へ行けば誰でも取得できますが印紙代がかかりますので、もし、社長のハンコをもらう時点で躓いてしまったら無駄な費用になってしまいます。
書類の発送と審査
全ての書類に必要な記入押印が済み確認書類も準備が出来たなら指定の送り先へ発送します。
審査には数日の時間がかかるのですが、私の場合勘違いで先に一度MNP予約番号を取ってしまい、審査後に10日の残日数を確保できなくなったためキャンセルし、審査後に再度MNP予約番号を取り直しました。
MNP予約番号の取得
審査が通ると、申込書に記入したメールにあてに審査が完了した旨の知らせが届きます。 この時点でauへ連絡しMNP予約番号を取得(私は電話で手続きしました)し、この番号他必要な連絡事項を記入しメールを返信します。
MNP予約番号を記入した返信メールを受信した旨の連絡がこちらに届き、いよいよ登録の手続きが開始され、あとはSIMカードの到着を待つのみとなります。
SIMが到着したら端末での操作
SIMカードが送られてきたら、法人用のサポートページを参考に初期設定を行えば利用でいるようになります。
切替後にキャリアメールが届かなくなるなど、注意事項が何点かあるので確認しながら進めて行ったほうがよさそうです。
5Sなので裏面が黒の⑥(まる6)と書いてあるNanoSIMが届きます。
格安SIMを使用してみて
こうして、なんとか仕事で格安SIMを利用できてますがメリットとしては、Wifiのみの運用ではなくなった(月500MBの通信プラン)ので、Webへのアクセスやメールの着信をWifi圏外でもしようできるようになったことです。余ったパケットは翌月に繰越になります。
月の請求額は、ほんの数百円ほど上がりましたが、大手キャリアでパケット定額で契約するより、だいぶ抑えられました。
デメリットは感じていませんが、私の電話としての利用は相手からの着信がメインで、こちらから発信というのが少ないです。 通話の発信が多い仕事の場合は、やはり大手キャリアの割引通話プランが良いでしょう。
会社の上司を説得する際にに簡単な資料を作成してみる
最後に、格安SIMを申込むのに会社の上司を説得する方法ですが、私の場合は現在利用している請求額と、格安SIM会社のサイトを参考に移行後の想定される請求額を算定し比較表を作って見てもらいました。その中に解約時の違約金とMNP手数料なども入れておきます。
端末を自費で出費したのでなんとか理解していただけましたが、上司自身がガラケー使いだと、やはりハードルは高いかも知れません。
その後、味をしめた私は自分の携帯も格安SIMへ移行しました。