タイヤレバーを使てホイールからタイヤを外す方法は、作業しながら撮った画像では分かりづらい部分があったので図を描いて解説することにしました。
実際の画像には軽自動車のタイヤを脱着の画像を用いています。
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作業前に確認したいこと
タイヤレバーを使ってのタイヤの脱着には、作業中に工具やタイヤとホイールに力が加わるため、工具や手元が滑ることでケガの危険がありますので、作業に当たっては経験者の指導を受けることが望ましいと思われます。
また、タイヤレバーでの作業によりホイールに傷が生じることがあります。タイヤのメーカーやホイールの形状により難易度が異なるので初心者向けのDIY作業ではありません。
タイヤレバーは最低3本必要になります。
タイヤレバーを使うまでの準備(ビードブレーカーを使用)
タイヤとホイールの間にタイヤレバーを差し込む前に、ホイールにピッタリ接触したままのビードを外さなければなりません。
作業には市販のビードブレーカーを使うと便利です。
画像のように、ホイールの表裏の外周全部のビード(タイヤの耳とも表現されます)をホイールの内側に落とし込みます。
タイヤを外す作業【図で解説】
タイヤの表裏全周でビードが外せたら、最初にタイヤレバーを差し込む逆側(画像では手前)のタイヤを踏みつけるなどしてビードをホイールの内側へ固定するようにします。
ビードを内側へ押し込むことによってタイヤレバーをスムーズに使うことができます。
この2か所の白丸部分は足で踏むほかにビードヘルパーという工具を使うと便利かもしれません。
参照:ビードヘルパーを使用したタイヤの手組み【14インチノーマル軽自動車用】
1本目のタイヤレバーをタイヤとホイールの間に差し込みます。
図のように手前側を両足で踏むなり固定してから、少し角度を付けて1本目を差し込むのがコツです。
タイヤの手前側は、しばらく押さえたままになります。
差し込んだタイヤレバーを内側に倒します。
2本目を差し込んで同じく内側へ。
ここでタイヤに力がかかったままの2本を、片手で抑えたまま3本目をホイールに差し込みます。
この時点でタイヤの手前側とタイヤレバー2本を何らかの形で抑えたままにする必要があります。
3本目も同じく内側へ倒しタイヤをめくっていきます。
続いて、真ん中の2本目に刺したタイヤレバーだけを引き抜いて、3本目の隣に差し込みます。
さらに同じ要領で差し込んだタイヤレバーでタイヤをめくっていきます。
スムーズにいけば、この段階でタイヤのビードが外側に外れます。
外れないときは、1本目と4本目を固定して3本目を引き抜きさらに作業を続けていき、タイヤのビードが半周以上めくれるまで同じ工程を繰り返します。
イメージが掴めるようスライドショーにしてみました。
新しいタイヤを入れる工程は別ページになります。
片方が全周外せたらホイールを押し出す
ここは実際の画像で説明したほうが分かりやすいでしょう。
タイヤの内側へタイヤレバーを差し込んでからホイールの表側にひっかけ、グイっと押し出すとスムーズに外れるかと思います。
このときホイールはウエスなどで保護しながら押し出します。
あとは、ホイールを軽く掃除してやってバルブを新品にしてから新しいタイヤを組み込むことになります。
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