サイクロン式掃除機PV-BD700ダストケースの仕組み

サイクロン式掃除機PV-BD700のダストケース

ここ近年、家電メーカーが出している掃除機の主力商品はサイクロン式が目立つようです。呼び名も「掃除機」だったり「クリーナー」だったり様々です。

このサイクロン式クリーナーの多くに採用されているゴミやホコリを収集する場所は、こまめにメンテナンスする必要があるパーツです。

フィルターの取り出し方

ダストケースと呼ばれる部品の構成はどのようになっているのか、以前に記事にした日立PV-BD700で新品のダストケースを使い始める前のきれいなうちに分解してみました。

本体からの取り外し

ダストケースのはずし方は水色のスライドレバーを下に下げるだけです。

本体への取り付け方

付け方については本体側に説明がありました。

カバーの解説シール

フィルターカバーを外すにはカバーを持って反時計回り(ネジをゆるめる方向と同じ)に少し回すだけで外れます。

外せる状態

この位置まで目印をずらす

カバーが外れたところ

このカバーが外れると中身をすべて取り出すことができます。

ダストケースの構成部品

カバーを外したフィルター

カバーを外すとフィルターは画像のように少し浮きます。

ケースとフィルター

フィルターだけ外したところ

二つのフィルター

左がスポンジ、右が紙のフィルター

ケースと中身とカバー

主要な樹脂製パーツは画像の通りで、左からケース、中の部品、フィルターカバーです。

フィルターも含めこれらのパーツは洗ったら乾かす時間が必要ですね。

中央の芯みたいなのは目詰まりしやすそうなので水洗いしてやる必要がありそうです。

底にある排出口

なお、吸い込んで溜まったゴミは下側のフタを開けて排出する仕組みです。

横から吸って上に抜ける

横に向いた吸入口

主にハンディータイプの物はこの仕組みが多いようですが、ダストケースを見ると横に開口部があって、ここからゴミやチリを空気と一緒に吸い込みます。

吸い込まれた内容物

吸い込まれたゴミとホコリは遠心力で分離されケースの下に集められます。一緒に吸い込んだ空気は上部のフィルターで濾して本体側へ吸い出される形で排出する仕組みです。

上から見たフィルター部分

以前、一昔前に購入したPanasonicの掃除機を使用していましたが、似たようなシステムでした。

最近の製品は、より効率化や小電力化が進み部品点数が増えているようです。

先に書いたとおり、ダストケースはこまめにメンテナンスが必要で、特にフィルターの清掃は定期に行う必要があります。

ダストケースは、側が透明で内部が回転するところが、キッチンで使用するミキサーと構造が似ているようでもあります。それに比べ、掃除機はどちらかというと必要に迫られて使用する機械でもあるのでダストケースのようなパーツは手入れのしやすさが重要なことでしょう。

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