DIY用にマイクロメータを揃えたいと考えたとき、デジタル式だと価格の面で割に合わないと判断し、無難なアナログ式を選ぶことになることが少なくないかと思います。
私もそんな価値基準でアナログ式を使っている一人ですが、つい先月のことフリマサイトを眺めていたらミツトヨの中古品デジタルマイクロメータが「らしくない」程度の価格で出品されているのを発見し購入してみました。
スポンサーリンク
Mitutoyoデジタルマイクロメータ293-821
こちらが、そのミツトヨ製マイクロメータ293-821です。
現行モデルに比べ測定値が表示される部分が分厚く見えますが操作機構の動きはなめらかです。
購入当初、液晶に表示される数字が薄くハッキリ読みとりにくい状況でしたがボタン電池を交換したら数値の表示が良好な状態に回復しました。
ちなみに購入価格はデジタルだけどアナログの相応品と同じ程度の価格でした。デジタルですが古いモデルなので見合った価格だったかもしれませんが、いざ欲しいとなるとこのモデルの中古品は探すのが大変かと思います。
293-821の仕様
このデジタルマイクロメータは縦横の本体サイズがアナログ式のものと同じ程度の大きさです。
ただ、厚みに関しては画像のように立てて置いても安定しそうなほどボリュームがあります。
デジタル式のモデルとしては結構古いタイプということもあって、詳細な仕様はメーカー公表のものと若干異なる部分があるかもしれません。
本体の裏面はボタン電池を交換する際に取り外しができる電池蓋があって、他には型番とMADE IN JAPANの文字が確認できます。
シリアルナンバーはミツトヨから出ているここ最近の新しいモデルと同じくスリーブに記載されていてスピンドルを閉じた状態では隠れて見えなくなっています。
なお、表に一つだけある青いボタンは0設定用で液晶の表示は使わないときは非表示になっていてスピンドルを少しでも回転させると表示が復活する仕組みになっています。
汚れが目立つ表面を軽く清掃
中古品での購入のため汚れは覚悟の上でしたが、このマイクロメータはところどころに微量ですが塗料の付着があってアルコールで拭き取り汚れを除去しています。
部分的に落としきれない汚れも残っていますが、測定には気にならない程度なのでそのまま使いことにしました。
ただ、ラチェットストップの表面には長年使い込んだ事による黒ずみが残っていてこれだけは新品への交換を予定しています。
おすすめ記事