車の整備はDIYでどこまでできる?

N-ONEドラムブレーキ

DIYで出来る車の整備といえばオイル交換などが思い浮かびます。

できるだけ整備工場や車屋に頼らず自分で整備するとなると、できる作業範囲はどこまでなのか?まさにそんな部分を目指してみました。

最初に手掛けたいのは消耗品の交換

乗っている車を自分で整備してみたいとき、まずは簡単なところかでウォッシャー液などの消耗品の補充や交換から始めてみると良いでしょう。

とは言っても、オイル交換をはじめ車の整備において消耗部品の交換にかかる部分は少なくありません。

定期のオイル交換で経験を積む

車の走行距離や時間の経過などで定期に交換が必要になってくるものにエンジンオイルがあります。

このように必ず必要になるオイル交換の作業を自分で行うことで、日ごろから利用している自分の車への愛着が深まることにもなります。

古いエンジンオイルを排出させることで、適正な処分をしなければならないなど課題はありますがオイル交換はDIYで行う車の整備においても基本と考えて良いでしょう。

タイヤの手組みで維持コストを削減

タイヤの手組み

自動車の消耗品の交換に的を絞ったとき、もっとも規模が大きくなるのがタイヤ交換です。

タイヤチェンジャーなど専用の機器が整備されていない場所でのタイヤの組み換えは難易度が高くなりますが、タイヤレバーを駆使してホイールからの組み換えが出来ればDIY作業の中でも最も達成感が得られ実益性の高い整備になります。

タイヤの手組には腕力が要るのと工具の安全な取り扱いにも一定の知識を要することになりますが、安全に作業が出来ればコスパ狙いの整備としても効果が期待できる作業といえるでしょう。

軽自動車のタイヤを手組みする【13インチ:スタッドレス】

調整が必要な部分はプロに任せる

単純に入れ替えや補充をするだけの消耗品関係の作業とは別に車の整備ではプロに頼んだほうが良い部分が多くあります。

その判断の基準の一つになるのが、ブレーキやエンジンにかかわる部分で調整が必要になる作業がそれにあたります。

重要部品の交換にともなう調整作業は、経験や勘を要する部分が多く見様見真似で仕入れた情報だけでは対処しきれない部分が少なくありません。

自分で出来そうだと思う内容の整備作業でも仕上げに調整が必要なものはプロの整備士に任せたほうが無難でしょう。

目指したい目標はユーザー車検

趣味などで車の整備をする場合でも何か目標を定めて取り組むことで満足感を得ることができます。

定める目標の代表的なものにユーザー車検があり、実際に車検の合格を目指して自分の車の整備に精を出す人も多いことでしょう

ユーザー車検は車両の検査を伴うので難易度は高めですが、実際に車検を受けに行かなくても24か月点検の項目を自分でチェックしてみるなどで、日ごろから車の取り扱いについての姿勢も変わってくるかもしれません。

ユーザー車検の際に行われる24カ月点検の一般的項目は次の通りです

エンジンルーム点検

パワーステアリング ベルトのゆるみ、損傷
取付けの緩み
オイルの漏れ、両
点火装置 スパークプラグの状態
点火時期
ディストリビュータのキャップの状態
バッテリ、電気配線 ターミナル部の接続状態
電気配線の接続部の緩み、損傷
エンジン 排気ガスの状態
エアクリーナエレメントの状態
冷却装置 ファンベルトの緩み、損傷
冷却水の漏れ
燃料装置 燃料漏れ
公害発散防止装置等 メタ―リングバルブの状態
ブローバイガス還元装置の配管の損傷
燃料蒸発ガス排出抑制装置の配管等の損傷
燃料蒸発ガス排出抑制装置のチェックバルブの機能
チェコ―ルキャニスタの詰まり、損傷
触媒等の排出ガス減少装置の取付けの緩み、損傷
二次空気供給装置の機能
排気ガス再循環装置の機能
減速時排気ガス減少装置の機能
一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付け状態

室内点検

ハンドル 操作具合
ブレーキペダル 遊び、踏み込んだ時の床板とのすき間
ブレーキの利き具合
パーキングブレーキレバー(ペダル) 引きしろ(踏みしろ)
パーキングブレーキの効き具合
クラッチペダル 遊び、切れたときの床板とのすき間

足廻り点検

かじ取り車輪 ホイールアライメント
ショックアブソーバー 損傷、オイルの漏れ
サウスペンション 取付部、連結部の緩み、がた、損傷
ブレーキディスク、ドラム ディスクパッドとのすき間
ブレーキパッドの摩耗
ディスクの摩耗、損傷
ドラムとライニングとのすき間
ブレーキシューの摺動部分、ライニングの摩耗、ドラムの摩耗、損傷
ブレーキのマスターシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパ 液漏れ
機能、摩耗、損傷
ホイール タイヤの状態
ボルト、ナットの緩み
フロントホイールベアリングのがた
リアホイールベアリングのがた

下廻り点検

エンジンオイル 漏れ
ステアリングギアボックス 取付けの緩み
ステアリングのロッド、アーム類 緩み、がた、損傷
ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷
トランスミッション、トランスファ オイルの漏れ、量
プロペラシャフト、ドライブシャフト 連結部の緩み
ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷
デファレンシャル オイルの漏れ、量
ブレーキホース、パイプ 漏れ、損傷、取付け状態
エキゾーストパイプ、マフラ 取付けの緩み、損傷
遮熱板の取付けの緩み、損傷

外廻り点検

フレーム、ボデー 緩み、損傷

その他の点検項目、交換部品等

その他の点検項目については、エンジンオイルやオイルフィルタ、ロングライフクーラント、ブレーキフルードなどについての交換の有無や数量などの記入することになります。

実際にユーザー車検を受ける場合には整備の経験があるベテランに相談しながら点検整備を進めることで、安全かつ確実に目標達成を目指すことができるでしょう。

また、詳しい整備士に相談する機会がないまま車両の検査だけ済ませてしまうのは得策ではありませんが、そうしたことも日ごろからこまめに車の調子を見ていれば自ずとわかってくることでもあります。

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