デジタルマイクロメータMDC-25SBに使用されているボタン電池(バッテリー)はSR44。
電池が消耗して交換時期になると測定値を表示する液晶画面の左上にBの文字が表示されます。
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バッテリーの消耗を示すBの表示
画像は使用中のボタン電池(バッテリー)が消耗してきたことにより液晶画面に表示されたBの表示。
この状態でさらに使い込んでいくと測定値の数字が薄くなり読みづらくなってきます。
指定されているボタン電池はSR44
MDC-25SBのバッテリーとして指定されているボタン電池はSR44です。
しかし、このSR44ボタン電池は同じサイズのLR44と比べ高価なもので、気になることに昨今の物価高が影響してか家電店では1個500円を越える値段が当たり前です。
代用としてLR44を使用する手がありますが、この手の電子回路が入った機器に使用した場合、電池寿命は極端に短くなることが予想されます。
少々悩んだところですが、せっかくの機会なので素直に高価なSR44を使うのは後回しにしてLR44ではどれほど電池寿命が短くなってしまうのかを確認してみることにしました。
LR44を使って電池交換
用意した電池は百均で購入した2個入りのLR44。使うのはこのうちの1個だけです。
交換は裏面の電池蓋を外して入れ替えるだけなので簡単です。
電池の蓋は10円玉などを利用して左回りに回転させ簡単にあけることができます。
電池を新しいものへ入れ替え蓋をしますが、このとき右回りに締め込む前に逆方向へ回して中の電池の位置を整えてやると蓋がきっちりハマるようです。
ケース裏には、電池の廃棄方法についての注意喚起用のシールが横向きにズレて張られていたので直しておきました。
電池交換後の0位置設定
MDC-25SBは新しい電池に入れ替えた後は「0」位置が電池のセットしたときの位置に変更されてしまうようです。
デジタルマイクロメータとしては古い機種なので、この辺のデータ保持機能は一切無いものと思いますが、経年劣化により機能しないだけなのかは分かりません。
0位置は測定面を閉じた状態で表面にある青い「ORIGINボタン」一度押すとPの文字が点滅する(電池交換後はボタンを押さなくてもPが点滅した状態で電源が入る)ので、「0」に合わせたいのがこの位置で間違いない場合はもう一度ORIGINボタンを押して確定させます。
0設定が終了すると点滅していたPの文字が消え、測定が可能な状態に戻ります。
この機器ではデジタル表示を0にしたとき基準線がアナログの目盛りと合わないことが気になっていたので、ついでにキースパナを使いスリーブを回して調整をしておきました。
今回、交換用に使用した電池は指定外のLR44で寿命が短いのと、他に問題が発生する心配もあるので推奨できるものではありませんが、LR44だと使用期間がどれだけ短くなってしまうのか(測定時にトラブルは生じないかも)をこれから検証してみることにします。
なお、交換実施日はページ公開のちょうど1週間前11月3日(日)です。
趣味の範囲での利用なので結構長持ちしてくれるのではと期待はしていますが、この辺の寿命の差が価格に反映されているなら思っているより持たないかもしれません。
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