納車から10年経過した軽自動車をディーラー車検に出してみたら

納車から10年以上を過ぎているN-ONEは、このたび5度目の車検を受けることになりました。

今月で初年度登録からちょうど11年になり、もう新しい車とは言えないこの軽自動車の車検をディーラーに頼むと整備内容や費用はいかほどになるのか気になります。

なお、整備費用を出来るだけ抑えるため事前に対策を施した上で車両を持ち込んでいます。

ディーラーで支払った車検費用

まず最も気になる車検の費用ですが当日支払った総額は80,388円でした。

内訳は次の通りになります。

諸費用

自賠責保険料 17,540
重量税 5,000
印紙代等 1,600
合計 24,140

この諸費用については、ディーラーか街の車屋さんであるかにかかわらずユーザー車検などでも同じ金額になります。今回のN-ONEでは24,140円でした。

検査及び点検整備の費用

保安確認検査料 11,550
24か月定期点検 20,790
整備等の費用 14,008
検査代行手数料 9,900
合計 56,248

上の諸経費と違って、この検査料と点検整備の費用がいわゆる「ディーラーだと高い」と言われる部分です。特に公的な車検場(軽自動車だと検査協会)に持ち込んで車検を受けているわけでもないのに検査料に加えて代行手数料9,900円まで取られてしまうところがポイントでしょうか。

点検整備料も街の車屋さんの整備工場より高めなのでしょう。いやなら別なところへ車検を頼みましょうということになります。

ちなみに整備等の内訳は次の通り。

ブレーキメンテナンスキットF(部品代) 2,458
ブレーキメンテナンスキット F(技術料) 3,465
OBDの診断の結果 2,310
スチーム洗浄 5,775
合計 14,008

ブレーキメンテナンスキット Fの部品代は部品番号「08CWZX040N3」を整備のために使いました。という意味で主にブレーキ関係のグリスの補充と理解して良さそうです。

また「OBDの診断の結果」は、検査の工程でOBD診断を行ったが、その結果についても提示しますよという意味かと思いますがOBD診断は検査に含まれる部分なので、結果に費用取っちゃうところがディーラーらしいというかモヤっとする部分でしょう。

以上、ここまでの諸経費、検査及び点検整備の費用を合わせた額が80,388円です。

諸経費 24,140
検査及び点検整備の費用 56,248
合計 80,388

なお、アプリからの車検予約などの割引もあるようで実際にはこれよりも2,000円ほど抑えることが可能でした。

事前対策の効果はあったのか

今回、ディーラーに車両を持ち込む前に事前に時間を確保して自分でもある程度の整備を済ませていました。

納車から10年を過ぎている車両で、支払った車検費用の総額を約8万円に収めることができたのも、こうした対策の効果かと思っています。

特に、バッテリーやフィルター、ワイパーなどの消耗品はおススメ整備事項ということで交換になっていたことでしょう。

また、前倒しで前後ブレーキのメンテナンスを済ませていたこともディーラーでの整備を少なく済ませることに繋がっていると思われます。

これらについて、何も手を付けずにそのまま車を車検に出していたら10万円は超えていたかもしれません。