N-ONEのフロント側バンパーとタイヤハウスにあるメンテナンススペース

左側タイヤハウス

ホンダの軽自動車Nシリーズでは前方のフロントグリルの横と左右それぞれのタイヤハウス内にエンジンルームの一部にアクセスが可能な開口部が設けられています。

どれもクリップ留めされたカバーで覆われていて、車種や年式で形状形状が微妙に異なるようです。

今回は初期型のN-ONE(JG1)で、これら3か所のカバーの取り外し方のポイントを解説します。

フロントバンパーのナンバープレート横

Nシリーズのメンテナンス情報を見ているとN-BOXのフロントグリル横にあるナンバープレートを外すと、その裏にはエアコンのコンプレッサーなどが確認できる構造になっているのが分かります。

フロントバンパーの点検口

このフロントにあるメンテナンス用開口部はN-ONEにもあってナンバープレートにかくれているクリップ一つを外すだけで開けることができる仕組みです。

正面のクリップを一つ取り外す

ナンバープレートを取り外すと、隠れていた黒い樹脂製のクリップが見えるので取り外します。

パネルの上側が開く

クリップ止めされていた穴の横にある四角い切り抜き部分に指をかけて手前に引くと下側の爪が入った状態で手前側に開く仕組みです。

開いたカバーをそのまま持ち上げれば取り外し可能です。

中のコンプレッサーが見える

この部分から見えるのは主にエアコンのコンプレッサー、左側にはプーリーとベルトが見えますがベルトのメンテナンスはここではなく横のタイヤハウス側からアクセスしたほうが無難かと思われます。

また、下側に一部青く見えているのはオイルフィルターになります。

前輪運転席側のタイヤハウス

ハンドルをめいっぱい右に切ってからフロント右側のタイヤハウス内を見ると、取り外し可能なカバーが見えます。

クリップを4つ外す

ここは4カ所留まっているクリップを抜くことで開けることができます。

エンジン右側にアクセスできる

ここに前側から少しだけ見えたベルトが入っていて、ベルトの点検や交換作業はタイヤを外してここで行うことになります。

ベルトは、エアコン用のほかにオルタネータ用のものがあるので合わせて2本使われています。

前輪助手席側のタイヤハウス

今度は、ハンドルを左に切った状態のまま同じくタイヤハウスを覗くと、右側と同じようなカバーがあるのが分かります。

クリップを3つ外す

こちら側は固定クリップが3カ所と右と比べ1本少ない本数。

トランスミッションの横にアクセスできる

画像にあるトランスミッションの左側にCVTオイルのレベルゲージが入っているので、CVTフルードの量を確認するときなどにこの開口スペースが使われます。

固定のクリップは上の2本だけ外して、下の1本を軸に手前側に開く形で開けることも可能なので確認だけの場合ならそうした開け方の方が便利かもしれません。

おおよその位置はNシリーズで共通

以上のエンジンルーム周りにある3カ所の開口部(点検口?)は、車種や年式により微妙に違いはあるもののホンダのNシリーズでは目的や位置がほぼ共通。

エンジンやトランスミッションなどの関連する機器のメンテナンス方法も似ていて他の車種のノウハウが参考にできたりといったこともあります。

また、今回それぞれの画像にあるクリップは以前にマットガード(泥除け)用のプラスチックリベットとして紹介しいたものと同じで、破損してしまったときは同じものが使えそうなのが分かりました。

ここで取り上げただけでも8本使われていて、経年で劣化しやすい部分でもあるので何本かは交換を前提に消耗品として用意しておいた方が良いかもしれません。

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