ホンダN-ONEの初期型(JG1:S07A N/A)でイグニッションコイルを交換

10mmのレンチでボルトを緩める

走行距離が約86000kmになる軽自動車ホンダN-ONEでイグニッションコイルを交換した記録です。

プラグは2年前の車検時に3本すべて交換していて、今回も走行に影響がある不具合は出ていないものの経過年数を考慮しイグニッションコイルも交換するすることにしました。

交換品には日立製イグニッションコイル「U22H01-COIL」を選定

ホンダの軽自動車に限らずダイレクトタイプのイグニッションコイルは純正品が1本1万円を超えることが珍しくない価格だったりします。

パッケージに書かれたモデルナンバー

そこで今回用意したのは国内メーカーである日立から販売されているU22H01という型番のイグニッションコイルになります。

日立製のイグニッションコイル

Nシリーズのイグニッションコイルは車両の製造時期などによっても型番が異なるらしく、ディーラーに確認して買うのが正しい購入方法ですが、何しろ純正品が高価なのでネットから購入するに至りました。

交換は基本に従い全気筒分の3本すべて新しいものへ入れ替えることにします。

N-ONE(JG1:NAエンジン)での交換手順

イグニッションコイルの交換に必要な工具は10mmのソケットレンチが一つあれば十分です。

エアインテークパイプの取り外し

NAのN-ONEでは最初にエアインテークパイプを取り外しますが、エアインテーク本体の手前側(裏)と奥側を覗くと見えるインマニに細長い突起があるので無理な力をかけて折らないよう注意が必要です。

エアーインテークパイプの取り外し

エアインテークの手前を上部に少し持ち上げてから、奥側に見えるインマニの突起に差し込まれている部分を少しだけ斜め手前方向に引いた後エアクリーナボックスから引き抜く要領になります。

古いイグニッションコイルを抜く

中央に並んだIGコイル

エアインテークパイプを外すと中央に3本並んだ純正のイグニッションコイルが見えます。

10mmのレンチでボルトを緩める

コネクタを抜いて、10mmのレンチを使い固定ボルトを緩めて外します。

イグニッションコイルが外れたプラグホール

ボルトが緩んだら古いコイルを3本とも引き抜きます。このときプラグホールにゴミなどが入らないように注意します。

新しいコイルと古いコイル

古いコイルと新しいコイルを並べて比べてみると、古い方にはプラグの接続口に走行距離なりの汚れが目立ちます。

新しいコイルの装着

新しいイグニッションコイルを差し込む

コネクタがある方向に向きを合わせて新しいコイルをプラグホールに差し込みます。

ボルトを元通り締付けてコネクタを差し込む

あとはボルトをコネクタを元通りに装着します。

このとき、エアインテークを取り付ける前にエアフィルターも併せて交換を実施しました。

作業完了後にエンジンの始動を確認

最後にエアインテークパイプを元通り装着します。ここでも取り外しとは逆の手順でエアクリーナーボックスへパイプを差し込んだ後、本体の奥側はインマニ部分の突起へ、手前にある突起はヘッドカバーのグロメットに差し込む要領で確実に押し込みます。

このときも無理な方向へ力が入らないよう各固定部分を確認しながら固定します。

エアーインテークパイプを元通りに取り付け

すべてのパーツが元通りになったらエンジンを始動させます。

今回の作業に合わせてバッテリーも新品に交換していますが始動性は良好でした。しばらくアイドリングさせて様子を見てから近場を試走してみましたが問題なしです。

よくイグニッションコイル交換後のレビューで走りが力強くなったとかの評価を見受けますが、特に改善されたようなフィーリングは感じられませんでした。

古いコイルがそれほど劣化していなかったか、そもそもイグニッションコイルの更新では走りが変わるほどの効果はないかのどちらかでしょう。

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