ネットや家電店で新品のエアコンを購入した場合、梱包内容は室内機と室外機のセットになりますが、同梱されている付属品は操作用のリモコンや取り付けに必要なネジ類などに限られます。
工事に必要な主要部品でもあるペアコイル(冷媒配管)や接続ケーブル、壁穴に通す樹脂製のスリーブなどは別売り品として揃えることになります。
取付工事に必要になる別売り品
住宅用のルームエアコンを取り付ける際に、エアコン本体の他に用意しなければならない別売りの資材には次のようなものがあります。
冷媒用配管(ペアコイルなどと呼ばれる)、接続ケーブル、ドレンホース、壁穴用スリーブ、室外機用架台、配管の化粧カバー(壁の出口や末端部分は別に選ぶ)
このほかに、ボード壁に室内機を固定するのに中空壁用のアンカーなどを使う場合は別途用意します。
また消耗品類として一般的に次のものが使われます。
配管テープ、ビニルテープ、配管パテ
ここにあげた資材や消耗品類は一般的な取り付け工事に使われる最低限のもので、設置する場所などによっては更に追加の資材を用意しなければなりません。
例えば、冷媒配管を壁に取り付ける際に横方向へ這わせる場合や室外機を地面に直置きせず外壁に取り付けたい場合など目的に合った特別なパーツを選定する必要があります。
施工日当日の段階になって資材の欠品(不足)に気が付くといったミスのないよう本体購入時にあわせてチェックしておきたいところです。
また、配管の化粧カバーは省略しても冷暖房の機能に支障はありませんが、後付けしようとすると外壁への固定が面倒なので揃えておいた方が無難です。
機器や設置環境に応じた長さやサイズを選ぶ
ペアコイルやケーブルをはじめ取り上げた資材の大部分は、配管の長さや設置場所に合わせた長さや数量を揃えなければなりません。
予め余裕を持った長さのものを選んで現場に適合したサイズにカットして末端を処理するできるのが理想です。
取り付け作業をスムーズに実施するためにも、長さが合わずに買い直しや買い足しといった余分な手間を発生させるのは避けたいところです。
また、エアコン本体の他に買いそろえる資材については、メーカーの施工説明書にも記載されているケースが多いので作業手順の確認と併せ漏れのないよう事前にチェックしておきましょう。
エアコン取り付け関連