ルームエアコンの設置にDIYで挑戦『取り付け作業は一人でも可能か?』

取り付け作業中の室内機

新品のエアコンをネットで購入しDIYでの設置に挑戦することに。

専用の工具を全て揃えて配管は以前に使っていた物を再利用することにし作業は全て一人で行いました。

ルームエアコンの設置には電気工事や冷凍機に関する知識と技術を要します。知識や経験のない方はDIYではなくエアコン設置業者へ頼みましょう。

設置した機器は三菱霧ヶ峰MSZ-GE4020S-W

DIYでのエアコン設置に使用したのは三菱のルームエアコンMSZ-GE4020S-W。

14畳向けで、電源に単相200Vを使用するタイプです。

ルームエアコン用200Vコンセントエアコン用100Vコンセントを電圧200Vへ変更し交換

霧ヶ峰MSZ-GE4020S-Wのレビュー記事は下記のリンクに追加しています。

霧ヶ峰MSZ-GEシリーズのレビュー三菱エアコン霧ヶ峰MSZ-GE4020S-Wを使ってみて【1人DIY設置後のレビュー】

必要工具と資材

ルームエアコンの設置に必要な工具と消耗品類は次の通りでした。

用意した工具類

  • 電工ドライバー(プラス・マイナス)
  • モンキレンチ
  • トルクレンチ
  • はさみ・カッターナイフ
  • 真空ポンプ
  • ゲージマニホールド
  • 脚立

今回は既存の配管を再利用しましたが、新しい配管をカットして使う場合はフレア加工を施す為の工具が別途必要になります。

消耗品等の資材

  • 壁穴用スリーブ
  • 配管テープ
  • ビニル絶縁テープ
  • 壁穴用粘土
  • VVFケーブル2mm3芯

通常はこれにプラスして冷媒管(通称:ペアコイル)と化粧カバーを調達することになります。

取り付け作業

届いた新品の霧ヶ峰を目の前に、開封したら後には引けないこと、真空引きに失敗してしまったときの予備の手だて等をシュミレーションしながら覚悟を決め梱包を雑に開封したら作業開始です。

なお、取り付け説明書は作業前に一通り目を通しています。DIYでの取り付けは事前に仕様書、説明書がダウンロード可能な機器を選ぶのが良いでしょう。

部屋の壁に下地金具を取り付け

室内機の裏側

エアコン設置の一番の肝は真空引きですが、その次の大事なのはこの下地金具の取り付けではと考えています。

ポイントは冷媒管と一緒に通すドレン管の方へ本体を少し下げる。他人が見ても気がつかない程度に自然な角度で下げること。

配管の穴は既存のものを使うとして、金具の設置位置も後で修正が必要となると極めて面倒なことになります。

室内機設置のため下地金具を取り付け

住宅用のボード壁アンカー用の穴を何処に開けるか、従来の機器に使用していたアンカーは再利用できないか。木ネジを打ち込める間柱は存在しないか等、確認事項を全てチェックし位置決めをし固定します。

室内機のプレートを設置した壁

ちなみに以前設置していた富士通の機器と共通して使えたアンカーは一カ所だけであとは全て打ち直しとなりました。

室内機の設置

壁へ下地金具が付いたら、室内機の準備です。VVFケーブルを端子に差し込み、2本の配管とドレン管を一括りにまとめて配管テープで巻きビニールテープで固定。

室内機の裏にある下地への引っかけ部と下にある爪の位置関係を把握しておきます。

準備ができたら周囲の安全を確かめ、いざ本体を持ち上げます。

取り付け作業中の室内機

この仮付けの状態で配管やケーブルの位置を調整

一まとめになった配管とケーブルをスリーブを設置した壁の穴へ通しながら室内機本体の上部を壁に設置済みの金具へ引っかけます。

壁に固定されたエアコン室内機

コンセントプラグの平型ケーブルの取り回しなど、調整可能な全ての可動部の位置関係を確認したらカバーの爪を金具へ押しつけ固定します。

ここで屋内作業は一段落させ次は外での作業に移ります。

配管の接続

外壁から突き出た室内機の配管

室外機を壁に設置すると、壁に通した配管は外側へ垂直に飛び出した状態になっているので、後でカバーが付くことを想定し丁寧に下向きに先を折り曲げます。

別売りの冷媒管を接続

別途用意した(今回は再利用)冷媒管を2本とも繋ぎ、ナットを専用のトルクレンチを使い締め付けます。

この行程は脚立に乗っての作業になることが多いと思われますので安全に注意します。

ドレン管(PF管を使用)はエアコンに付属のジョイントで接続してビニールテープで固定しました。

冷媒管の化粧カバーを復旧

続いて、室内機から冷媒管と共に外へ引き出したドレン管、VVFケーブルをビニールテープで何カ所か仮止めした後に配管テープを巻いた後いに化粧カバーを付けます。

室外機の設置と接続

室外機を設置場所へ置く

室内機側の配管接続が済んだところで、室外機を予定した場所へ据え付けし冷媒管を機器へ接続します。

冷媒管を接続

室外機へは冷媒管を直接繋ぎトルクレンチを使い締め付けます。

ケーブルを室外機端子へ接続

冷媒管の接続が済んだらVVFケーブルを室外機の端子へ接続。

真空引き

冷媒管とケーブルので室内機と室内機が繋がったところで、いよいよ真空引きの作業です。

以下の手順のほか、メーカーの工事説明書や機器のマニュアルに従いガス漏れが生じないよう適正に行います。

・サービスポートへマニホールドゲージのLo側からのチャージホースを接続し、マニホールドの中央に繋いだホースを真空ポンプに接続する。

・マニホールドのバルブLoを全開にし真空ポンプを運転。

・真空引き中に、チャージバルブの操作部が確実に締めこまれ中の虫ピンが押されている状態であることを確認します。

・15分以上ポンプを運転し連成計が-0.1MPaを指すことを確認。

・真空引きが終わったらマニホールドのハンドルLoを全閉にし真空ポンプ側のチャージホースをゆるめ、エアを吸い込ませてから真空ポンプの運転を止める。

・5分程経過を見てゲージの針が戻らないことを確認する。

・チャージバルブをOFFにしてからサービスポートからチャージバルブを外す。

・液管、ガス管の弁を六角レンチを使い反時計方向に全開にする。

・サービスポートと液管、ガス管のバルブのキャップをトルクレンチで締め付ける。

図解:ルームエアコン設置に必要な真空引きの手順をイラスト解説

試運転

冷媒管の真空を確認後にガスの充填ができたら、室内機の電源プラグをコンセントに差し込みリモコンの運転ボタンを押します。

吹き出し口から冷風(温風)の吹き出しが確認できたら作業は完了です。

これで、なんとか一人で設置を完了し正常運転を確認することができました。

DIYでのエアコン設置が完了

作業のポイントは、室内機の設置位置は機器の購入前に仕様書等の事前資料を入手し正確に慎重に行う。真空引きを確実に行い漏れがないことを確認するといった点でした。

想定はしていましたが、室内機を持って配管とケーブルを壁の穴に通しながら下地のプレートに設置する動作と、外壁部分でガス管(太い配管)のフレアナットを締め付ける作業が、高所でバランスを取りながら腕力を要したので、少しコツが要ると感じました。

このように、家庭用のルームエアコンの設置に挑戦してみて、DIYでの作業、一人での設置が可能でした。もちろん設置する場所や機種によっては一人では困難なケースもあるでしょう。

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