N-ONEの運転席を助手席の間にあるセンターロアカバーは3か所が樹脂製の専用クリップ(リベット)で固定されています。
この黒いクリップは欠けたり紛失してしまうと、他のサイズの大きなクリップと違ってホームセンターなどで見つけるのが難しいです。
スポンサーリンク
代用品として互換パーツを試してみる
以前にエアコンの風向きが切り替わらない不具合を直すために、グローブボックス周りのパネルを外した際にセンターロアカバー部分も取り外していますが、このときに小さなクリップを破損させてしまっていてサイズが同じものとして使ったのが次のものです。
ちなみに破損させたと思っても再利用しにくいだけで実は使えたりもしますので、そんな期待をお持ちのかたはページ中盤『先端が広がった純正品を再利用する』を先に御覧になっていただくと良いでしょう。
今回用意したクリップは3個セットで販売されていたものです。
ホームセンターにある一般的なサイズのものよりお求めやすい価格設定でしたが送料はかかっています。
右に置いた純正品と比較してみると先端に差し込む際のガイドに使われる細い部分がありますが、これも純正だと「新しいうちは付いてたのかな?」という感じです。
試しに運転席側の1か所でこの互換パーツを使ってみます。
先に先端側を押し込んでから、固定用の中心部分を押し込んで固定する要領です。
画像のようにピッタリハマりました。
この互換品のパーツは、表面に出る部分を純正とならべて比較してみると奥行きの違いで若干純正品(右)が小さく見えますが肉眼ではほとんど同じ大きさでした。
先端が広がった純正品を再利用する
ここまで画像をご覧になって勘のいい方は気づいたかもしれませんが、純正品と新品の互換パーツでの大きな違いは先端部分のガイドがあるかないかだけ。
純正品にはもともとついていたか今となっては分かりませんが、純正品が再利用できないのはこのガイドの有無と先端に開きが生じてしまっているからです。
先端のガイドを再生するのは困難ですが、外側に沿っている先端を一時的に閉じる方向に癖をつけてやるのは簡単にできそうです。

左側に置いたアウター部分の先端を閉じてみる
そんなわけで、純正クリップの先端を輪ゴムなどで閉じて10分程度放置し一時的に反りを戻してやります。

試してみるのは助手席側

クリップのアウターを先に挿入
この先端が一瞬元通りになった状態で固定部分に押さえにあたる部分を挿入。
続いて手前に押し込みボタンがある中心部分を入れて内側を開いてやると画像のように再利用ができました。
残りの1つ運転席の奥側についても同じ要領で再利用を試してみます。
しばらく様子を見てみないと断定できませんが、部品の程度によっては再利用が出来そうな感じです。
クリップは樹脂製ですので経年や取り外すさいの衝撃で部分的に消耗や破損があると今回の方法での再利用はできませんが試してみる価値はあるかもしれません。
また、使えないクリップが1つでもあったら購入時の注文単位が1個でないかもしれないので他も新品に交換してしまったほうが安心できることでしょう。
泥除け用のクリップ
N-ONEのマッドガードの留め具が外れたので社外品を使ってみた【amon:3816】
N-ONEでエアコンの吹き出し口が切り替わらない不具合を修理解決