先日、ベアリングセパレーターという工具を買ってきました。
ことの始まりは、自転車のボトムブラケット(BB)をオーバーホールしてみたいと思ったことでした。
まず、ボトムブラケットのオーバーホールなんて聞いたことがないので可能なのかどうかですけどね。
BBのベアリングを外すためにはベアリングプーラーでは、プーラーの爪(ツメと言っていい?)を掛ける場所に隙間がないので特殊工具が必要な模様です。
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ベアリングセパレーターという工具があるらしい
調べてみたら、軸受けにピッタリと隙間なく圧入されたベアリングの隙間に割り込ませる「ベアリングセパレーター」という工具があるらしいです。
私は、てっきりこれでベアリングプーラーのツメをひっかける隙間を作り、そのあとはプーラーで引き抜くものかと思っていたらどうやら、もっとスマートな使い方をするようです。
ベアリングプーラーを買うべきか
店で少し悩んだのが、セパレータを買うと同時にプーラーを用意すべきか、ギアプーラーで代用するかです。
ベアリングプーラーも、素人がわざわざ買って保管しておくにはいい値段がします。
しばらく、店内で悩んでいたところ目に入ったのが「ステアリングホイールプーラー」というやつです。
名前からして車のハンドルを外す目的のツールであることは想像できますが、「これってベアリングセパレーターと組み合わせて使えんじゃね?」と考えてしまうわけです。
【アストロプロダクツ】AP 11PC ステアリングホイールプーラー
※使用にあたってはベアリングが入っているシャフトの長さや外径にも影響される工具です。
ハンドル外しで代用可能?
ベアリングセパレーターに開いている二つの穴にステアリングホイールプーラーのボルトを通せばベアリングを外すことができそうです。
そこで、たまたま通りかかった店員に「セパレーターのこの穴は何に使うのか?」と聞いてみると、その若者店員も詳しくは分からない様子で、展示品の箱を開けてセパレータの説明書を見せてくれました。
説明書によれば、セパレータの使い方は例の二つの穴にボルトを入れ、まさにハンドル外しと似たような工具で、セパレータで挟み込んで隙間を作ったベアリングをそのまま引き抜くことができるらしい。
ステアリングホイールプーラーも一緒に購入
そんなわけで、名前の長ったらしい「ハンドル外し」はベアリングプーラーより安かったこともありセパレーターと一緒に買うことにしました。
両工具を組み合わせるとこのようにピッタリです。
これで、ボトムブラケットをOHという聞いたことのないミッションに挑戦できそうな気配です。
※当記事で扱っているベアリングセパレーターと同じ型番(アストロプロダクツ商品コード:2010000000106)がどこも在庫切れのため別なセット品のへのリンクを掲載しています。
参照:アストロプロダクツ AP ベアリングセパレーター 30~50m/m
ちなみに、ハンドル外しについてくる6本のボルトはねじ山(ピッチ)の違うボルトが2本ずつ3セット入っていました。
説明書によればベアリングセパレーター側のネジ規格は3/8-16となっています。
この組み合わせ、用途はそれぞれ違うものですが調度いい感じで役目を果たしてくれそうです。
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