車の整備でオイル交換など一般的な作業より一歩踏み込んだエンジンのメンテナンスをしたいときフロントの両輪をジャッキアップしてリジットラックで固定する必要があります。
このとき、ホンダのNシリーズで使うジャッキアップポイントは車体下の奥まったところにあって見慣れない形状をしています。
なお、タイヤ交換時に1か所ずつ上げるときのサイドのポイントについては次のページに記載しています。
タイヤ交換で使うサイドにあるジャッキアップポイントの高さ【N-ONE:JG1】
スポンサーリンク
N-ONEのジャッキアップポイント
油圧式のガレージジャッキを使いフロントを上げるためのジャッキアップポイントは、フロントバンパー下から見てエンジン搭載部分より更に奥のほうにあります。
画像は、正面の中央よりやや運転席側から見たところです。
左フロントタイヤのすぐ後ろから除くとこんな感じ。
位置的には車体の中央よりやや助手席側寄りでフロントバンパーからは600~700mm程度奥まった場所にあります。
ちょうど画像にあるラジエターの押さえ金具のような部分を目安にたどっていくと見つけやすいかと思います。
この中心から微妙にそれた位置のせいでジャッキアップしたときに車体が右側に傾いてしまい、そのせいでN-ONEではジャッキ本来の最大高さを保って左右均等にリジットラックを入れるのが難しくなっています。
ジャッキアップポイントの形状
この初期型Nシリーズのジャッキアップポイントの形状は、逆U字型とでも言うか前方が丸く後ろは開いた形をしています。
大きさは幅50mmほどで中心には尖ったボルトの先が突き出ているのが分かります。
このことから、小さな油圧ジャッキではサドル部分が適合しないので使えないことが分かります。
そのままではジャッキが入らない位置
この奥まった場所にあるジャッキアップポイントは、前からも横からも高さが足りなくてジャッキが入りません。
なのでガレージジャッキを使うには高さを確保するためタイヤスロープなどが必須になるようです。
画像は補機ベルトの交換時に横から差し込んでフロントを上げた状態。作業時の安全確保のためリジットラック(通称:ウマ)は必須です。
車体下にジャッキを入れる手間はかかるものの、なんとか作業を済ませることができています。
なお、リア側は牽引フックがジャッキアップポイントを兼ねているので分かりやすく上げやすくもなっています。
おすすめ記事
タイヤ交換で使うサイドにあるジャッキアップポイントの高さ【N-ONE:JG1】 N-ONEのフロント側バンパーとタイヤハウスにあるメンテナンススペース