車のタイヤを自分で手組みする際にタイヤレバーを使ってタイヤをホイールに入れる手順をイラスト画像で解説しています。
ホイールにタイヤを組み込む作業も外すときと同じく難易度が高い作業になります。
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イラスト画像による組み込みの手順
実際に手組している画像は次のリンク先のページにあります。
作業にあたっては手組みの経験のある方に指導してもらうなど安全に注意してください。
最初に、タイヤの内側のビードを全周完全にホイールに入れ込み外側のビードは図のように手前側だけホイールの内側に入れます。
つぎにビードを入れた手前側を足で踏みつけるかビードヘルパーなどの工具を使って押し込みホイールの内側へ落とし込みます。(外すときと同じ要領)
1本目のタイヤレバーをタイヤの内側左斜め方向に入れます。
差し込んだタイヤレバーを垂直に起こしてから外側へ倒し、この部分のビードをホイールに入れます。
1本目を固定したまま、その右となりに2本目のタイヤレバーを同じく差し込んでいきます。
2本目も同じく外側へ押し倒してビードホイールの内側を入れます。
この2本目を抑えたまま最初の1本目を引き抜きます。
引き抜いたタイヤレバーを今度は2本目の右隣に刺しこみます。
2本目を引き続き抑えたままで、差し込んだタイヤレバーを起こして外側へ倒していきます。
画像のように、ここでタイヤのビードが全周ホイールに入らない場合は5番目の画像からの工程を繰り返していきます。
タイヤのビードが全てホイールに入ったところでタイヤレバーを抜き手前側の押さえも外して完成です。
スライド動画で確認
一連の画像をスライド動画にしてみると次のようになります。
入れるタイヤの内径がホイールのリムの径に対して小さくきつめな場合、タイヤレバーを差し込む位置は左寄りに詰めることになり5枚目の画像からの工程を数多く繰り返して嵌めることなります。
また、タイヤとホイールのインチサイズが適合していてもビードの固さやリムの形状によっては手組みが難しくなるので無理にタイヤレバーを当ててビードを切ってしまったり、ホイールを破損させないようショップに持ち込むなどの手段を考えたほうが良いでしょう。
古いタイヤを外す工程は次のページで説明しています。
【イラスト解説】タイヤレバーを使ってホイールからタイヤを外す方法
タイヤをホイールに入れるコツ
ホイールからタイヤを外すときも入れる時も片側のビードをホイールの内側へ押し込み固定するようにします。
どちらの作業も、このビードを完全にホイールの中に落とし込むのが楽に作業するためのコツでありポイントです。
この工程は、タイヤを入れる時は最初に固定した部分と同じ方向への残りのビードを揃えていくようになります。
逆にタイヤを外すときの作業では、先に片方のビードを落とし込んで固定したまま反対側のビードはタイヤレバーを使って表に出していくようになります。
これらの手順を客観的に比較すると、外す工程のほうがビードにテンションがかかるようにも感じられ、実際に外す作業のほうが難しいと感じる方も少なくないでしょう。
また、タイヤレバーの扱いに関しては外すときはタイヤレバーをホイールの内側中央部分に複数本向けることになるので、2本まとめて手で押さえることができますが、タイヤを入れる時はタイヤレバーを外側へ向けることになるので2本まとめて手で押さえたりタイヤレバーを3本使うことが難しくなります。
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