最近では、小型の電子機器の充電にUSB電源が使われることが多くなりました。
そこで、こうした小型デバイスの充電専用にスイッチで入り切りが可能なコンセントを自宅に増設することにしました。
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コンセント増設に用意した材料
今回のコンセント増設のために新規に用意した材料は後付け用パネルボックスとコンセント本体です。
ほかにVVFケーブルが約50cmとスイッチなどが必要でしたが、ケーブルと渡り線は手持ちで2.0mm3芯のVVFケーブルがあったのと、以前に照明用のスイッチを交換したときに取り外していた片切りスイッチやパネルがあったのでそれを使うことにしました。
ケーブルは2芯で充分でしたが手持ちの短い3芯ケーブルが使う予定のないままでもったいないのため今回使うことにしました。
スイッチ付きコンセントの設置作業
スイッチの取付場所は既存のコンセントの直ぐ隣の場所です。
※作業を行う前に該当回路のブレーカーはOFFにしておきます。
念のため障害物がないか既存のコンセントから細いスケールを差し込んで間柱までの距離をはかってみると約270mmと同じ高さなら問題なく配線が可能なのが確認できました。
ボード壁の切り抜き
コンセントを設置したい場所にボックスを押し当てて罫書きを施したあとに引き回し鋸を使ってパネルの形に切り込みを入れていきます。
このあと開口部にボックスを入れる前に既存のコンセントまでケーブルを通しておいた方が作業が楽です。
ボックス内の配線
画像ではわかりにくいですが、この時点でボックスは壁に固定済みです。
新規に設置するスイッチとコンセントは黒の渡り線で接続、既存のコンセントからの黒線はスイッチへ、白線はコンセントのW側へ差し込んで接続しています。
3芯の電線のうち赤線は今回使用しませんが、分岐元のコンセントにアース線があるので将来的に使いたくなった時のために使えるよう先端に絶縁テープを巻いて処理しています。
新しいコンセントの配線が済んだら先に壁に固定しておいたボックスに固定します。。
既存の回路から分岐
目的のスイッチとコンセントが完成したら、壁内を通していたケーブルの先端を既存のコンセントへ差し込んで接続します。
ケーブルの接続が済んだらパネルを元に戻して完了。
回路のブレーカーをONに戻し、増設したコンセントのスイッチを入れテスターで電圧をチェックしてみると問題なく100Vが測定できています。
コンセントに使用するスイッチについて
今回取り付けたスイッチ付きのコンセントは、多くの人にとって馴染みが薄いものかもしれません。
壁付け用の片切りスイッチそのものも照明器具など回路に接続する機器の容量や数などを予め選定してから取り付けるスイッチを選ぶのが通常です。
特に換気扇などに用いられるパイロットスイッチなどは接続できる容量が低く制限されているので注意しなければなりません。
そうした課題に留意しなければならない壁付けのスイッチですが、現在では省エネ目的で最初からコンセント一体でエアコン専用に使える製品なんかも出ています。
もちろん、使用電圧や容量、差し込むプラグの形状から取り付ける回路の電源容量まで全て適合している必要がありますが、利便性のほかにも省エネルギー効果も満たせるとあればこうした機器を進んで導入する意味はありそうです。
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