ホームセンターなどで購入できる住宅用換気扇からベアリングを取り外す際に使えそうなギヤプーラーのサイズについて少し調べてみました。
当サイトに掲載しているページ中でも、最初に使ったギヤプーラーのベアリングに引っ掛けるツメ(アーム)には75mmの表示があったのですが、この75mmの表示はどの部分のサイズなのか今一つ分からないままでした。
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ベアリング交換に使ったギヤプーラー
我が家のレンジフードで過去2回ベアリングの交換を行っているうち、最初の1回目の交換では画像プーラーを使っています。
私の知る限り、住宅用の換気扇で使われているベアリングには6200ZZが採用されていることが多いように感じます。
もちろん、全ての換気扇が6200ZZとは限りませんが、これなら分解できそうだと形で判断して分解したモーターに使われている確率が多かったということになります。
このアーム部分に書かれた75mmのサイズですが、販売サイトなどを見ると引き抜くことができるプーリーやギヤ(gear)の径が最大で75mmまでという意味があるようです。
各メーカーの製品によりますが、同等の大きさの物だと40~75mmのサイズのプーリー用と説明しているものが多いように感じます。
この75mmまでという径のサイズは換気扇用の6200サイズのベアリングには大きいようにも感じますが使ってみた感じでは丁度良いようです。
なお、ギヤプーラーを使って抜いたベアリングは金属シールが潰れるので再利用は不可です。
ツメのサイズとボルトの長さ
ベアリングの取り外しに使えるギヤプーラーのサイズは軸から引き抜ける対象物の径(爪の開き幅)だと概ね理解できたところですが、他の部分のサイズについて手元にあるサイズが小さいギヤプーラーでおおよそなところを調べてみました。
まず、ツメ(アーム)の長さは2本とも約100mm、ボルトで固定されている部分から先端にかけては約57mmほどです。
このアーム部分を反転させて短い方を使いたいときは両側のボルトを外して使うことになります。
ボルトのストローク長については仕様として公開しているメーカーもあるようです。手元のものでは約80mm前後といったところでしょうか。
この辺は扱うプーリーやギヤの厚さにも関係してくるでしょう。
製品名はギヤプーラー(プーリー外し)
6200ZZをはじめ換気扇のベアリングを外す目的に使う工具は、ベアリングプーラーよりギアプーラーのほうがホームセンターなどでは求めやすいかと思います。
また、ネットなどでプーラーを探すときに気を付けたいのがギアプーラー(Gear puller)という呼称よりギヤプーラーのほうが一般的に通りやすいということ。
発音的にはギアのほうが正解な感じもしますが、JISではGearをギヤとして表記していることから業界ではギヤが一般的でプーリー抜きの工具についてもギヤプーラーと呼ばれているようです。
他の機械的な関連用語からするとギアプーラで良さそうですがメジャーな工具でないため戸惑いがちなポイントではあります。
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