軽自動車（ホンダのN-ONE）でタイヤ交換の際に使用しているジャッキは、本体が赤い色で2tと表示されているエマーソン社の油圧フロアジャッキです。
普通に車が好きなだけ、または車は乗り物であっても日用品に近い位置づけの方には、このフロアジャッキを持つ意味や必要性などは理解しづらいかもしれません。
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自家用車用フロアジャッキ
軽自動車のN-ONEを購入する前から車のメンテナンスにずっと使ってきたのはエマーソン社製の赤いフロアジャッキです。
付属の赤いポールの先端にある握り手を上から下に繰り返して押し込むことで、油圧の効果を使って軽々と車体が持ち上がるという便利ツール。
イメージ的には、一般ユーザーにはなじみが薄く自家用車にこれを使うのはよほどの車好きかなといった印象です。
本来、フロアジャッキは車体を持ち上げる際に車両の前後にあるジャッキアップポイントを使うのが正しい使い方かと思います。
そして、作業時には持ち上げに使ったジャッキではなくリジットラックなどでサイドを固定して使わなければ安全性は確保できません。
そんなことから、タイヤ交換時に限って例外的な手法（安全確保も万全ではない）になるかと思いますが車体のサイドを持ち上げて作業をするという使い方をしています。
サイド用のアタッチメントがある
フロアジャッキでは基本は前後のジャッキアップポイントを使って作業をすることになりますが、調べてみるとサイド用に使えるアタッチメントという物があるようです。
手元にあるジャッキは古いものなので使えるかどうかわかりませんが、適合する最近の新しいジャッキには便利に使えそうです。
サイズの選定が難しいジャッキ
軽自動車に限ったことではありませんが、車に使う油圧ジャッキは適正なサイズを選定しないと使い物になりません。
EM-109では2tの表示
現在、自分が所有しているN-ONEでは前輪の一方向（右側）が少し傾いた状態で車両のサイドと地面の間が約140mmです。
持っているエマーソンのフロアジャッキがギリギリ使える高さで、これよりポジションが低い車ではジャッキが入りません。
逆に、軽自動車ではなくミニバンなど大きめの車だとサイズが小さなフロアジャッキでは地面と車体のクリアランスが確保しきれずタイヤ交換の作業がしづらいことがあります。
こうした事実から、車に関する知識がないとフロアジャッキの選定は難しいかもしれません。
車体付属のジャッキを使わない理由
N-ONEには標準で車載用のパンタグラフジャッキが付属していますが、春・秋のタイヤの交換やメンテナンスにはフロアジャッキを使用しています。
もちろん付属のジャッキでも使いかってに不満はありません。
あえてフロアジャッキを持ち出す理由としては、車載のジャッキを取り出すときに、トランクのカバーを外し固定スペースにピッタリはまっているジャッキを緩める必要があり、仕舞うときも逆に稼働部を回して固定させる必要があります。
たまたまフロアジャッキを所有しているため、物置からの出し入れだけですませることができ、車両の保管スペースから数段階の行程を経て取り出したり仕舞ったりする必要がないという理由だけでフロアジャッキを使っています。
なお、作業時の信頼性と安全面では車載されている純正のジャッキが1番だと思います。
二輪車のメンテナンスにも使用
このコンパクトカー向けの割と小さなフロアジャッキは、軽度な車の整備のほか二輪車（バイク）のメンテナンスでも使うことが多いです。
本来の使い方ではなく排気量の少ない軽めの車種に限られますが、ステップ周りをリジットラックや他の代用品で固定し、エキパイ部分などに布を当ててジャッキアップすることで前輪を浮かすことができるのでタイヤ交換のときには役立っています。
こちらもフロアジャッキがなければ、車から車載のジャッキを持ち出すことになり、もちろん例外的な使い方なので必須な工具ではありませんが、使いたい場面で準備が手早く出来る点はありがたいものです。
最初にも書いたとおり、正しい知識のもとで安全を確保した使い方が求められる製品でもあり、よほどの車好きでなければ用意する必要がないフロアジャッキですが、持っていればそれなりに便利に使える道具とも言えるでしょう。
後継のEM-227
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